Steam の生成AI開示と翻訳:コンテンツアンケートの書き方と注意点
公開日 2026-10-18。内容は Steamworks 公式ドキュメント「Content Survey」(partner.steamgames.com/doc/gettingstarted/contentsurvey)の記述に基づく整理です。ルールは更新されることがあるため、申告の前に必ず最新の公式文書を確認してください。法的助言ではありません。
1. 何が対象になっているか
公式ドキュメントによると、コンテンツアンケートの第3部は「開発または製品における生成AI」に関する項目です。開発環境に組み込まれた AI ツールによる効率化そのものは対象の中心ではなく、ゲームに同梱され、プレイヤーが目にするコンテンツを AI で作ったかどうかが問われます。例として、アートワーク、サウンド、ナラティブ、ローカライズ(localization)などが挙げられています。
つまり、ゲーム内テキストの翻訳に生成AIを使った場合は、申告の対象になりうると読めます。
2. 申告の2つの区分
- Pre-Generated:開発中に AI ツールで作り、ゲームに同梱するコンテンツ。Steam は審査で、AI 生成物も他のコンテンツと同じ基準(違法・権利侵害でないこと、マーケティング素材と整合していること)で見る、と説明されています。
- Live-Generated:ゲームの実行中に AI で生成されるコンテンツ。上記に加えて、違法なコンテンツを生成させないためのガードレールの説明が必要です。
翻訳を事前に作って同梱する場合は、通常は Pre-Generated にあたります。
3. 翻訳まわりの確認ポイント
- ゲーム内テキスト(字幕・UI・ストーリー)の翻訳に、生成AIや機械翻訳をどの程度使ったかを整理した。
- アンケートの回答と、実際の制作工程・ストアページの記載が食い違っていない。
- 翻訳後のテキストに、AI の応答文(「以下が翻訳です」のような前置きや注意書き)が混入していない。
- 固有名詞・用語・キャラクターの口調が、言語間でそろっている。
- ネイティブまたは翻訳の経験者が、読んで不自然な箇所を確認した。
- 承認後に変更が生じた場合の対応を確認した(公式FAQでは、承認後は一部の回答を Steam サポートへの連絡なしに編集できないと説明されています)。
4. 迷ったとき
どこまでが「AI を使った」にあたるか、ストアページ文面の翻訳が対象に含まれるかなど、公式文書だけでは判断しづらい点は、Steamworks のドキュメントを確認し、必要なら Steam サポートに問い合わせるのが確実です。回答は正確かつ誠実に行うことが求められています。
5. ストアページの多言語化を進めるなら
ストアページの言語追加の手順は多言語化ガイド、イベント前のスケジュールはNext Fest 前チェックリストを参照してください。現状の対応言語は無料の多言語チェッカーで確認できます。
ウィッシュリストや売上の増加は、作品の内容・告知量などで大きく変わります。当サービスは成果をお約束するものではありません。